ストロボで遊んでみる
「写真うまくなろうと思ったら、ライティング勉強したらええで!」
とよく言われるので、「へーそうなんや(ポケー)」と何も考えずに買ったクリップオンストロボ×2。なんだかんだお外へ風景を撮りに行くことが多いため、ちょっと使用頻度が減っていました。
しかし最近引っ越して部屋が遊んでおり、その部屋を物撮りスペースとして利用しようと前から考えていたので、これからもっとストロボを使用して撮っていこうと思います。
被写体はコレ。
ROBOT魂 機動武闘伝Gガンダム [SIDE MS] マスターガンダム 約140mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2015/01/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
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機動武闘伝Gガンダムより、東方不敗マスター・アジア操るマスターガンダム。
悪魔的デザインとボリューム感を兼ね備えた、大好きな機体です。
Gガンダムはお話もすんごく面白いので、未見の方はぜひ。
撮影風景。テーブルの上に百均の模造紙をセットし、背景にしています。シワシワですが飛ばせば気になりません。
まずは右のメインライト一灯で。左側に影が落ちすぎていまいちです。さらに、シワシワは気にならないとか言っときながら、シワが目立ってます。ちーん
左からフィルインを当て、二灯にて。なかなからしくなったんではないでしょうか。
ロボットゆえ、硬質な光が良いかと思い、ディフューズはしていません。もっとパキっとさせようと思ったら、なにかストロボアクセサリーが要る気がしますが、勉強不足。
少し方向を変えて。
たしかポートレートでは、関節で被写体が切れないようにすると聞いたことがありますが、たぶんアクションフィギュアでもそうなんでしょう。足首、大丈夫?
ちなみに、この写真から先日のLightroomの更新で追加された、「テクスチャ」をかけています。わかりやすく思い切って+100。格闘ロボットらしく、彫りが深くマッシブな印象が強まった気がします。
テクスチャをかけていない写真がこちら。違いがよくわかります。ロボットとの相性はとてもいいと思いました。
問題の写真。流派・東方不敗おなじみのカッコいいポーズを再現しようとしたもの。
商品画像ではこのようになっております。
なんですけど・・・・
自立しねーよこんなの!!!
一応何度もトライしてみましたが、どうしてもちゃんと片足立ちしてくれません。そもそも、昔マスターグレードでマスターガンダムを組んだときも、背負い物が重すぎてバランスが取れず苦労したことを忘れていました。
ですので、無念のスタンド使用です。
ああ、秋元羊介さんの声で「こぉの、馬鹿弟子がぁ~~~っ!!」と怒鳴られているような気がします。
しかし、なんだかんだいってこの写真、気に入っております。
バストアップ。フルサイズで撮ると、絞っててもピント面以外はけっこうボケるんですね(90mm F16)。あまりボカしすぎても伝わらないので、これぐらいがちょうどいいんではないでしょうか。
と今回は以上でした。
反省点は、ストロボの設定がよくわかっとらんということ。
恥ずかしながら、現在「適当に触ってたらなんか光った」という状態。フィルインの光を調節したいなーと思って発光量をいじったつもりでも、「あれ?変わってない・・・」となってしまったり。もう一回説明書読んできますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
また、ポージングにも課題。特に素立ちは色々粗が目立って難しいですね・・・
今回は以前教えていただいた、ホビージャパンエクストラの記事を参考にポージングをさせていました。もっと回数を重ねて慣れていきます。
ホビージャパンエクストラ 2017 Autumn (ホビージャパンMOOK 826)
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2017/10/31
- メディア: ムック
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おまけ
背景黒いほうがカッコイイんじゃね?と覚えたてのPhotoshopで背景を黒くしてみましたが、明らかに不自然www
黒い背景紙買ってきますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
2018年に撮った写真で失敗を反芻する
マゾ企画。
現像までしてるということは、あとから見て「ええやん」となったからではありますが、撮影時にもっと追い込めたはず。ならば今後、より高い打率を残すために、反省点をあぶり出しておきましょうという意図のエントリです。
時系列で振り返ります。
春の吉野山。被写体としては強いですが、撮っただけの写真。これが映える時間帯や構図がもっとあったはず。
D800を持ち出すようになった頃の写真。巫女さんの白い服が飛んでます。暗めに撮りましょう。
SIGMA24-105mm F4 Artを買ったときの写真。今見ると、真ん中の窓が透けたボートがいい味を出しています。だったら、もう少し構図を工夫すべきでした。そのときに気づけないのがだめですね。たぶん、焼けてるのを撮るのに夢中になっていました。観察力を鍛えましょう。また、センサーダストが残っています。
これは好き嫌いの問題だと思いますが、ソフトフィルターが効きすぎている気がします。ケンコーのPRO SOFTON(A)です。貰い物なので文句は言えませんが、これからはもう少し薄いものを使います。
千里川土手での一枚。打率が半端なく低かったときの一枚です。最初はC-AFで撮ろうとしていたのですが、暗いところに暗いものが飛んでいると全く追従しなかったので、途中から下の誘導灯に置きピンして連写していました。設定は200mm F2.8 SS1/100 ISO6400。本当はもっとSS上げたほうがいいのかもしれません。ISOはD800だとこのあたりが限界です。Nik collectionのNRでがんばっています。機材的な難しさもこのシチュエーションでは存在します。エクストリームです。
もとは横位置で撮ったものをズバッと縦に切ったもの。こんなことはめったにやらないですが・・・初めて参加した花火大会だったので、どのへんに花火が開くかわからなかったということもあり・・・次があれば適した画角で。でももうあの猛暑のなか仕事を休んでまで場所取りはしたくないw
いわゆる絶景スポットに足を運んで撮ったときの一枚。これは写真そのものの失敗というより、大勢人がいるところで撮るときにめっちゃ気を遣うのでもう行きたくないな・・・という意味でのピックアップ。三脚の脚同士がぶつかってしまったり、常連と思しきおじさんの間で肩身が狭いなど。写真的にはもう少し霧が出てたほうが良かったですね。
以上です。
2019年は現地で詰めるべき設定と構図、そして現像時の調整でワンランク上の写真を目指します。ではっ!
写欲解消!奈良県大盛りの旅
奈良の魅力を伝えたい
久しぶりに休みをいただけたので、撮影記を書きます。失敗したことを書くというコンセプトが早くも揺らいでいます。てへ
丸一日撮ってきていいよ!というお許しをいただいたので、隣の奈良県を満喫するプランを立てました。
奈良、いいんですよ。全国的には似たような属性の京都ばかり注目されるんですけど、奈良は商売が下手というか謙虚というか、すごいものをたくさん持っているのにお金に変換することができてないというか…個人的には奈良推しです。
今回は、
(早朝)九品寺・一言主神社の彼岸花→本薬師寺跡のホテイアオイと彼岸花のコラボ→若草山→曽爾高原の山灯り(夜)
という、奈良県フルコースです。すべて車移動となります。
九品寺・一言主神社の彼岸花
午前4時起床。まずは九品寺を目指します。
九品寺に到着したのは夜明け前の5時20分ごろ。少しずつ空が焼け始めていたので焦ります。しかし、九品寺周辺をウロウロしたものの、それらしいスポットは見つけられず。仕方ないので一言主神社へ向かいました。
帰ってからTwitterを見たら、こんな投稿が。
ありゃ、こんなところあったのか。きょう最初九品寺に行って、見どころなさそうだったから一言主神社へ移動したんだけど。どこだったのか・・・ https://t.co/qFQAGU6sxh
— みーな@写真 (@meenaphoto) September 17, 2018
後日あらためて行ってみたいですね。
そして一言主神社へ。これは九品寺からほんの数分車を走らせるだけで到着します。
彼岸花が咲いているのは向かって左手にある田んぼのあぜ道ぞい。農家さんの邪魔にならないように撮影開始です。日の出前から張り込んでいる人はいませんでした。彼岸花は五分咲きといったところでしょうか。
空のやや低いところに雲が出ていたので、太陽さんがなかなか出てきてくれませんでしたが、待っていると雲の切れ間から日の出直後の低い強烈な光線が来ました。光芒も出てくれて満足満足。これの別アングルの写真の出来がよかったので、あとで御所市のフォトコンに応募します。
日が少し高くなって来て、人も少しずつ増えてきました。居座って邪魔したら悪いので、早めに撤収しました。
本薬師寺跡のホテイアオイ
8月から咲き続けているホテイアオイ、とても息が長い花です。彼岸花とのコラボも期待できるんじゃないかなと思ったので向かいました。
しかし、一番近い駐車場が8時半にならないと開かない様子。おとなしく畝傍御陵前駅前の有料駐車場を利用します。撮影料と思えば安いもの。帰りに気づいたのですが、駅に向かう途中にも「ホテイアオイ駐車場」と書かれた無料っぽいところがありました。あれはなんだったのでしょう…
はてさて、やや太陽が高くなっている状況でしたが、天気は良好。すでに何人ものカメラマンがいました。
カモ氏登場!アイドル的に愛嬌をふりまいていきます。
期待していた彼岸花との共演はもうひとつでした。あまり数がなかったです。
構図もなにもない自己満カット。ハチにもピントが合ってうれしかった、それだけw
ならまちの保護動物園
ホテイアオイを満喫して、時刻は午前9時半。このあとの予定では若草山に行って鹿を撮るつもりなのですが、疲れてきたので一休みしたいところでした。若草山は奈良市の中心部なので、近くにおしゃれなカフェでもないものかと、「ならまち カフェ」で検索をかけたところ、気になる情報が。
ならまち保護どうぶつ園|餅飯殿町 癒し 奈良町 フライト体験 鷹
前から行ってみたかったんですよね、猫カフェとかふくろうカフェ…ここは閉園になった動物園などから引き取った猛禽類を育てているらしく、優しさにあふれた空間でした。いわゆる一般的なふくろうカフェなどとは毛色が違うようです。店長のおじさんもめっちゃいい人。写真撮影OK、ストロボと動画はNG。
お店の人「フクロウが飛ぶところ間近で見られますよ!」
— みーな (@misogeena39) September 17, 2018
ワイ「まじすか!写真撮っても?」
お店の人「いいですよ~^^」
お店の人「いきますよ~」
フクロウ「バサバサバサバサバサバサwwww」
ワイ「うわあああああああああああ!!!」
お店の人「撮れました?」
ワイ「ぜんぜん」
これ、写真垢じゃない本垢のツイートなんですが…お店の人がサービスしてくれるんです。ふくろうが飛ぶことができる部屋へ案内されて、間近を飛ばしてくれます。ふくろうの翼で頭ひっぱたかれたのは初めてでした…w
案の定全然撮れませんでした('A`)
惨敗('A`)
我々はかしこいので。
店内のようす。陽気なドンキーコングのBGMが流れています。
タカも!
流し目。
フフ…みんなかわいい…かわいいぞ!
手の甲でお触りも可です。入場料1000円でワンドリンクつき、時間制限なし。500円追加でハリスホークの大和くんに鷹匠体験させてもらうこともできます。これはコスパ高いですよ!もっとみんなに行ってほしいスポットです。
その後ならまち付近を軽く散策。古い町家がもっとたくさんあるイメージだったのですが、地図を見るとけっこう空疎に散在していたので、街全体が趣があるというふうでもなかったのが少し残念でした。
思わぬ出会いがあった休憩タイムでした。満足満足
若草山
若草山山頂を目指し、奈良奥山ドライブウェイへ車を走らせます。普段は若草山を抜けて向こう側へ下りることができるのですが、2018/9/18現在台風の影響により若草山山頂より向こう側は通行止めです。最新の情報を確認のうえ、ご注意ください。
山頂にはたくさんの人。結婚式の前撮り中のカップルも。二組見たのでメジャーなスポットなのでしょうね。期待通りの鹿密度。しかし天気が…
雨が降ってきました。残念ながら予定を切り上げて撮影旅行は終了です。
曽爾高原
残念ながら行くことができませんでした。曽爾高原山灯りは始まったばかり。条件のいい日にまた行きたいですね。
おまけ
(ちょっと)古いレンズにご用心
失敗ブログ、はじめます
はじめまして、みーなと申します。
これから写真にまつわる失敗を題材としたブログを時々書いてゆきます。
僕の詳細な人とナリはツイッターを参照していただくとして、簡単に言うとカメラを始めて3年ほどの、素人に毛が生えた程度の存在です。
なので、大した写真もあげられませんし、撮影テクニックなどは他のブログを参照してください。僕にできることは、僕が初心者なりにやらかして、他の初心者の皆さんもするかもしれない失敗を、詳らかに公開することです。
かなり恥ずかしいですが、俺の屍を越えてゆけ精神で書こうと思います。
※以下は、いわゆる「オールドレンズ」をマウントアダプターを介して愛でることに関する記述ではありません。ご注意ください。
フォーサーズレンズという選択
僕は以前OLYMPUSのE-M5MarkⅡというカメラを所有しており(現在はE-M1MarkⅡに代替わり)、キットレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを使用していました。
このキットレンズは、広角から望遠域まで幅広くカバーし、ほぼすべてのシチュエーションで用をなすという、いわゆる便利ズームです。世間の評価でも「便利なわりにはよく写る」という評価で、これ一本でどこでも行ける、しかもコンパクトといいことずくめなものでした。
しかし、便利ズームは便利ズーム、概ね良好な解像をするものの、ときどき「おや?」と思うような、もやっとした写りをすることがありました。
(それなりの写り)
そこでステップアップとして考えたのが、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROでした。大三元の一角、標準ズーム域をカバーする通しF2.8のレンズで、描写の良さは折り紙付き。以前借りたことがあり、「レンズでこんなに違うのか!?」と驚かされたレンズでもありました。このレンズに行き着くのはごく自然なことですが、自分にとっての問題は価格でした。
価格.comの最安値推移を見ていても、おおむね75000円前後を行ったり来たりしています。当時の自分にとって、レンズに75000円を出すということはハードルが高いものでした(今でもポンと出せる金額ではありませんが)。
そんなとき、うんうん思い悩みながらインターネットの検索に明け暮れていると、新たな選択肢が現れました。それが、OLYMPUSのマイクロフォーサーズ規格のひとつ前の規格、フォーサーズマウントのレンズであるZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWDでした。
12-40mm F2.8 PROに勝るとも劣らない解像力、20mm長い望遠端は魅力的でした。通しではないのでF値は変動しますが、絞りがちな自分の撮影スタイルではあまり関係ありませんでした。購入を決意。
(E-M5MarkⅡ+ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD)
(E-M5MarkⅡ+ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD)
マイクロフォーサーズマウントをもつボディには、マウントアダプターMMF-3を介して装着します。中古良品のこのレンズと、MMF-3を合わせておよそ45000円ほどで買った覚えがあります。75000円と比べればうれしい安さ。しかし、後にこれが誤算となります。
失敗したなぁ、と思う点は大きく3つあります。
1.AF形式の違いに戸惑う
まず、真っ先に気づいた違和感は、AF時の挙動でした。いままでのレンズや、借りた12-40mmでは、シャッターボタンを半押しするとスッと合焦しレリーズでき、ストレスはありませんでした。しかし、この12-60mmは違いました。半押しすると
ガガ・・・ガガガ・・・ッ ピピッ(合焦音)
こんな具合に、
・変な音と振動
・AFが遅い(3秒ぐらい?)
という問題が発生しました。AFが迷子になると一生合わないので、手でフォーカスリングを回して助けてあげることもありました。手がかかります。
しかし、このレンズの名誉のために申し上げておくと、こうした問題が発生するのは、「そもそもフォーサーズレンズはOLYMPUSの一眼レフのために開発されたものである」ということと、「E-M5MarkⅡはコントラストAF方式のみを採用している」ことを、僕がわかっていなかったことに起因します。
一眼レフのAF方式は位相差AFといって、12-60mmはこのAF方式に最適化された設計です。OLYMPUSボディの上位機種では、像面位相差AFというものが採用されているので、フォーサーズレンズとの相性はそこそこ良いのですが、コントラストAFのみのE-M5MarkⅡと12-60mmの相性は、良いとはいえないものでした。
「コントラスト」「位相差」2つのAFを理解する - ITmedia NEWS
2.小さなボディに大きなレンズというアンバランス
マイクロフォーサーズシステムの利点に、軽量コンパクトであることがあげられます。12-60mmは575g、MMF-3の42gと合わせて617gです。対して12-40mmは382gとかなりの差があります。12-40mmは後日E-M5 MarkⅡのキットレンズとしてコンビにされたことからも、ボディとのバランスは悪くないことがわかります。
しかし12-60mmは重く、マウントアダプターを介するぶん長くもなります。グリップのあるE-M1ならまだしも、グリップのないE-M5 MarkⅡにはオーバーなサイズ感です。一日使うと手が痛くなることもありました。結局あとになって、グリップ向上のためHLD-8を買うことになり、余計な出費となりました。(10000円ほど)
賢明な読者諸氏ならお気づきかと思いますが、この時点で中古良品の12-40mmに手が届く程度の出費を重ねています。
3.リセールバリューという概念をわかっていなかった
僕の運用では多少不便とはいえ、きちんと可愛がってやれば使えるレンズといえる12-60mmでしたが、その後M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROという、神とも悪魔とも呼ばれるレンズの存在を知ることになります。当時すでにいい感じに金銭感覚が狂い始めていたため、新品で12万円、中古でもタイミング次第で9万円ぐらいで手に入るこのレンズは非常に魅力的でした(今でも欲しい)。
12-60mmと焦点域が完全に重複しており、なお望遠端が延びるため、12-100mmを買うとすれば12-60mmを手元に置いておく意味はあまりありません。描写がはっきりと違うならまだしも、ネット上の作例を見る限りは写りにおいても12-100mmのほうが一枚上手だと感じました。
では、12-60mmを手放すか?そこに落とし穴がありました。
がびーん! pic.twitter.com/k79yMtQmrU
— みーな@写真 (@meenaphoto) August 21, 2018
なんとマップカメラでの買取査定額はゼロ円。これには少しショックを受けました。ちなみにキタムラなら最高で9000円となっていますので、まだ手放すならこっちのほうが…という気持ちになります。
リセールバリューという言葉があります。中古買い取りを求めたときに、いくらになってくれるか?という意味です。
レンズは空気や水のように人間社会を流れ、次々と人手に渡りながら循環していくもの。中古で手放すときにいくらになりそうか?ということを念頭に置いて購入計画を立てるべきだったのです。
参考までに、OLYMPUSの現行レンズである12-40mm F2.8 PROであれば、マップカメラのワンプライス買取で45100円の値が付きます(執筆時現在)。中古価格57800円のものを45100円で手放すのと、33000円の12-60mmを9000円以下で手放すことのどちらが得かなんて、小学生でもわかりますよね…
もしあのとき12-60mmではなく12-40mmを選択していたら…という意味のないifが頭をめぐります。今となっては12-40mmが欲しい気持ちはありませんが、今後12-60mmを手放しても手放さなくても心にしこりが残ることになりそうです。なによりそんなことより12-100mmが欲しい(つらい
もし12-100mmを思い切って買っても、12-60mmを防湿庫の肥やしにするか、非常に安い査定で買い取ってもらうしかない、というのが現実です。
「現行マウントではない」という、査定における大きなディスアドバンテージを痛感させられた次第です。
まとめ
わかってる人から見れば、「なんで買ったし」と言われかねないフォーサーズレンズとマウントアダプターの組み合わせです。生産が終わったレンズをマウントアダプターを介して楽しむということは、諸々の不都合を受け入れることができる上級者向けの行為でした。そこを理解しないまま、価格だけを見て買い物をすると、自らにのしかかることになります。
しかし重ねて言いたいのは、写りはいいんですということ。レンズに罪なし。しばらくはE-M1 MarkⅡとの組み合わせで、少し速く安定したAFを楽しみながら使うこととします。
(ちなみにフォーサーズレンズはプロキャプチャーLが使用できません。こういう細かい部分にも制限があります)
今回は自分のケースをネタにしたのでフォーサーズレンズの話になりましたが、同一マウントでも新しいボディと古いレンズではAFの挙動が不安定になることもあるので、注意が必要です。レンズを安くあげたいと考えて古いレンズに手を出そうとしている人は、お手持ちのボディとの動作確認をしておいたほうがいいと思います。
また何かやらかしたことを思い出したら記事にします。それでは良いカメラライフを。