MGターンXをストロボで撮ってみたよ
そうだ、物撮りしよう
みなさん、自粛してますか?
僕はコロナウイルスのせいで仕事が週休5日になり、明後日から一時閉業することになったので、連休明けまで12連休が待っています。こんなに楽しくない連休もないもんだとは思いますが、ここで気を緩めてウイルスをもらったりばらまいたりしては元も子もないので、ガチガチに巣ごもる所存です。
それで、家にいるなら物撮りの練習だよねということで被写体を探していたのですが、Twitterでお世話になっているタケルさんが「MGターンXを組む」とおっしゃっていて、「これだっ!!」ビビッときました。こうして丸パクリ真似して自分も組んで、撮影のモデルにすることにしたのでした。
ターンX…旧モデルのとき組んで「MGで出たらなあ」と思っておきながら、出ても買わずにそれっきり…そんな心残りをここで解消します!
とはいえ、自分プラモは素人なので、目立つ場所を雑にゲート処理して、スミ入れ、つやけしトップコートをシュッとやって完成です。これでも自分的にはまあまあ手を入れたほう(とか言ったらぶん殴られそうですけど)。いいんですよこんなんで。
それでも完成初日にはかっこよさに興奮して、取り急ぎバーッと撮ってしまいました。
ちょっとまってちょっとまって、めちゃめちゃカッコいいんですけど
— みーな (@meenaphoto) 2020年4月21日
ていうかターンXモノクロ似合うな!! pic.twitter.com/lElxEsOYuM
このときは向かって左からアンブレラ一灯。
ライティングの勉強のために
さて、今回はテーマを決めて臨みましょう。何度かプラモやフィギュアを撮ったことはありますが、はっきりいってライティングは行きあたりばったり。うまくハマれば良いですが、だめなときは何をやってもだめです。「こうすればイメージどおり撮れる」というノウハウがないため、答えにたどり着くまで時間がかかってしまいます。あるいはたどり着けない。
そこで、今回のポージングは素立ちのみ。ライティング環境で発生する写りの違いを勉強するため、撮影設定はすべてそろえました。以下すべて
SS1/200 F8 iso100 1/8発光
微調整のためのトリミング以外、撮って出しです。
使用機材は
・Nikon Z6(with FTZ)
・Tamron SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
・amazonで買った安い中華背景布(黒)
・Godox TT685N
・Godoxのソフトボックス60*60、グリッド
・スチレンボードの手製レフ板
・レフ板(白・金・銀)
です。なんか改めて調べたらGodoxのストロボいつの間にか高くなってますね…
ソフトボックスは今回初体験です。たのしみ。
グリッドなし、レフ板なし
向かって左から、ソフトボックスのみです。
ターンXの醸し出す悪のイメージからすると、ハイコントラストなほうが映えますね。ソフトボックスにグリッドをつけていませんが、意外と後ろに光が漏れていない印象。つや消しのおかげで、おもちゃ感は軽減されており良い感じ。
グリッドなし、スチレンボード
右に置いたスチレンボードのレフ板により、陰が起こされました。光が回ったぶん、やや説明的になったかなという印象です。面白いかどうかと言われたら微妙かも。
グリッドなし、銀レフ
右に置いた銀レフから、スチレンボードに比べて固くメタリックな光が返ってきました。シャドウの起き具合もこっちのほうが多そう。コントラストは低下したものの、メカ的な魅力はこちらのほうが伝わる気がします。
グリッドなし、金レフ
ポートレートでモデルさんの顔に当てるとか聞いたこともある、金レフ。おまけ程度のつもりで使いました。まあ、金色だねって感じです。右のアンバーが打ち消す方向にWBを変更して、左を青っぽくする手口もありっちゃあり。
グリッドなし、白レフ
スチレンボードと同じ白いレフ板ですが、変わることあるかなと思い使ってみました。結果、こちらのほうがシャドウがおきているようです。スチレンボードよりこっちのほうがずっと大きいので、反射する光量が違うのかも。光の質感は銀レフより柔らかいですね。メカ的な魅力でいうと銀レフのほうが好きです。でもまあ、好みの範疇かな。
ここからグリッドありです。
グリッドあり、スチレンボード
グリッドをつけると光の指向性が増すぶん、光量が減るのか?露出が変化しています。さきほどまでの写真に見えていた足元の光の反射も、グリッドのおかげで消えてなくなったかと思ったのですが、レタッチで同程度の露出に修正すると浮かび上がってきました。事前の予想では、グリッドがないと後ろの黒に光があたってしまってだめかと思っていました。グリッドの有無に関わらず、ほぼ真横からなら背景に光が届かないのかな?ソフトボックスすごい。
グリッドあり、銀レフ
グリッドなしと比べると露出が下がっています。光の返ってきかたは同じようです。
グリッドあり、白レフ
まとめ
事前の予想を裏切って、グリッドなしで案外いけるやん!というのが素直な感想です。たぶんアンブレラではこうはいかないのでは??
露出が変わってしまうので、どっちが良いかと言われたら悩むんですが、あえて言うならグリッドありの銀レフが一番好みかな…と。ちょっと露出落ち気味のほうが、暗闇のヌタっとした感じとのコントラストがよく出るので。いっそレフなしもアリよりのアリですよね。
今回は試行錯誤の回でした。次回はポージングもちゃんとやって、モデルさんの表情がより引き立つようにがんばりますよー!
あ…ポージングといえば、こやつ素立ちさせるのにけっこう苦労しました。正中線がめちゃめちゃはっきりしてるので、ちょっとずれただけでもう駄目なんです。ちょっと妥協しました。てへぺろ