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育児、カメラ、よしなしごと

Nikon Z6のローライトAFでホタルが撮れるのか

 緊急事態宣言が解除され、僕が住む大阪でも少しずつですが日常が取り戻されつつあります。とはいえ、まだ府県をまたいだ移動は遠慮しないといけないので(これ県境に住んでる人が不利じゃね?とは思う)、近場でなにか撮りたいところ。そんな折、朝の情報番組で「今年のホタルは早い」と聞きつけ、じゃあ行ってみるかと車をブブンと走らせおよそ20分、近所のホタルスポットに到着しました(田舎者がバレる)。

 

ホタル撮影のセオリー

 さて、勢いよく出てみたものの、実はホタルをちゃんと撮影できたことはありません。

「明るいレンズで開放付近で長秒であとで比較明合成っしょ?(鼻ホジ」

ぐらいの認識でした。まあ実際そのとおりなんですけど、問題はピント合わせ。入門用のサイトを見ると、だいたい「日が沈む前に構図を決めてAF、しかるのちMFに切り替えよ」とあります。まあそれができたら理想なんですけど、こちとら幼い子供を持つ身、明るいうちからホロホロと独りで撮影に出かけようもんなら、嫁氏の操るラピュタからインドラの矢が放たれること必至なわけで…

そのような理想的シチュは望むべくもありません。また、構図を決めてからホタルの飛ぶ位置がズレていて構図を修正したり、画角を途中で変えたくなってフォーカスをあわせ直すなんてこともあるでしょう。そういうときどうすればいいか?ホタルの点光源をEVF内で拡大、MFで合わせるのも手だと思いますが、今回はNikon Z6のローライトAFを試してみることにしました。

ちなみに機材はZ6/Nikkor Z 24-70mm f2.8S

撮影設定はマニュアル露出 SS8秒、f2.8、ISO1250。

 

Nikon Z6のローライトAF

 ハイスペックなフルサイズミラーレスなどでは、いまや低照度下でのAFは-5や-6EVが当たり前なようで、Z6もファームウェアアップデートにより-6EVでのAFが可能になりました。実際にその恩恵にあずかることがなかったので、これはいい機会。まずは木にとまったホタルにAFターゲットをあわせてみたところ、問題なく合焦。ホタルは輝度も高いし点光源なのでカメラ的にはイージーなんでしょうね。しかし今回は構図的にそこに合焦してもよくなかったので、違うところにAFを試してみました。

 

akawaku

図の赤枠に示した部位に合わせました。AFに関してはいつでもそうですが、真っ白や真っ黒な部分より、輝度差のあるところのほうが合いやすいもの。構図の中でわずかに他より輝度の高い葉っぱを見つけ出し、ここに合わせることとしました。遠くの街灯に照らされているせいで、ちょっと明るいんですね。

 

low

等倍切り出し。ひょっとしたらちょっと前ピンかも?という疑念も湧きますが、等倍じゃなければ気にならない(と思う)

 

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イメージですが、この暗さだとファインダー内ではこの程度にしか見えていないので、万々歳ではないでしょうか。ちょっとだけ明るい葉っぱ、見えますか?かなりの暗さだったので、合焦までいかないこともありましたが、何度かトライするうちに合うようになりました。

 

これでホタルも大丈夫?

 そんなわけで、Z6のローライトAFはおそらく使えると思います。付け加えるなら、ピント位置に本当に合焦しているか撮影後に確かめて、ずれているようならMFで撮りながら微調整するのが一番だと思います。もちろん早い時間に構図を決めるに越したことはないですが、困ったときの切り札としては頼もしいのではないでしょうか。

たぶんホタルの時期はこれから。もっと乱舞するホタルを撮っていきたいものですね!

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【ストロボあそび】MGターンX撮影その2

前回に続き、MGターンXを撮影して遊んだ記録です。

yarakashi.hatenablog.com

 

ソフトボックス+傘トレ

前回はソフトボックス一灯+レフで臨みましたが、今回は多灯にチャレンジです。キーライトはやっぱり左斜め後ろからのソフトボックス(グリッドあり)。まずはフィルインとして傘トレ(アンブレラ・ディフューザー)を使用して光を回す方向でやってみました。

 

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イメージしているシーンは、ギム・ギンガナム駆るターンXが、ディアナ・カウンターのウォドムを「ディアナがそんなに好きかぁーっ!!」の叫びとともに右手の「溶断破砕マニピュレーター(シャイニングフィンガー)」で撃破するシーンです。

・・・改めて映像を確認してみると、わりと力の入ってない立ち方というか、あっさりした倒し方をしてるんですが、イメージなので思い切り力んでもらいました。

 

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まずは左からのソフトボックスのみの写真。ちょっとなんだかよくわかりませんね。

 

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ちょっと撮影位置とアングル変わってますが、右からのフィルインを入れたのがこちら。ずいぶんわかりやすくなったし、いいあんばいに明暗差がついているので、見やすさと格好良さが両立したのではないでしょうか。

 

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ソフトボックス+真上からのスヌート

このシーン、都合により上で爆発しているウォドムがいないのですが、やはりイメージとしては「爆発により光が上から降り注ぐ感じ」がほしいと思いました。そこで、右からのフィルインをやめ、スヌートを付けたクリップオンストロボを手持ちで光らせました。手持ちなのは、固定させるための器具を持っていないためです。

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イメージどおり!これは事前に予測できてなかったのですが、右手の溶断破砕(ryのエッジが輝いています。フィルインがなくなってシルエットになったところに、上からの光により輪郭が強調されたようです。これはうれしい誤算です。かっこいい。こういうのを計算してできたらいいんですが、経験不足です。

 

まとめ

今回はフィルインを変化させることで、印象をコントロールすることを意識しました。これを読んで、気軽に物撮りにチャレンジしていただければ幸いです。

MGターンXをストロボで撮ってみたよ

そうだ、物撮りしよう

 みなさん、自粛してますか?

僕はコロナウイルスのせいで仕事が週休5日になり、明後日から一時閉業することになったので、連休明けまで12連休が待っています。こんなに楽しくない連休もないもんだとは思いますが、ここで気を緩めてウイルスをもらったりばらまいたりしては元も子もないので、ガチガチに巣ごもる所存です。

 

 それで、家にいるなら物撮りの練習だよねということで被写体を探していたのですが、Twitterでお世話になっているタケルさんが「MGターンXを組む」とおっしゃっていて、「これだっ!!」ビビッときました。こうして丸パクリ真似して自分も組んで、撮影のモデルにすることにしたのでした。

ターンX…旧モデルのとき組んで「MGで出たらなあ」と思っておきながら、出ても買わずにそれっきり…そんな心残りをここで解消します!

とはいえ、自分プラモは素人なので、目立つ場所を雑にゲート処理して、スミ入れ、つやけしトップコートをシュッとやって完成です。これでも自分的にはまあまあ手を入れたほう(とか言ったらぶん殴られそうですけど)。いいんですよこんなんで。

それでも完成初日にはかっこよさに興奮して、取り急ぎバーッと撮ってしまいました。

このときは向かって左からアンブレラ一灯。 

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ライティングの勉強のために

 さて、今回はテーマを決めて臨みましょう。何度かプラモやフィギュアを撮ったことはありますが、はっきりいってライティングは行きあたりばったり。うまくハマれば良いですが、だめなときは何をやってもだめです。「こうすればイメージどおり撮れる」というノウハウがないため、答えにたどり着くまで時間がかかってしまいます。あるいはたどり着けない。

そこで、今回のポージングは素立ちのみ。ライティング環境で発生する写りの違いを勉強するため、撮影設定はすべてそろえました。以下すべて

SS1/200 F8 iso100 1/8発光

微調整のためのトリミング以外、撮って出しです。

 

使用機材は

Nikon Z6(with FTZ)

Tamron SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

amazonで買った安い中華背景布(黒)

・Godox TT685N

・Godoxのソフトボックス60*60、グリッド

・スチレンボードの手製レフ板

・レフ板(白・金・銀

です。なんか改めて調べたらGodoxのストロボいつの間にか高くなってますね…

ソフトボックスは今回初体験です。たのしみ。

 

グリッドなし、レフ板なし

向かって左から、ソフトボックスのみです。

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ターンXの醸し出す悪のイメージからすると、ハイコントラストなほうが映えますね。ソフトボックスにグリッドをつけていませんが、意外と後ろに光が漏れていない印象。つや消しのおかげで、おもちゃ感は軽減されており良い感じ。

 

グリッドなし、スチレンボード

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右に置いたスチレンボードのレフ板により、陰が起こされました。光が回ったぶん、やや説明的になったかなという印象です。面白いかどうかと言われたら微妙かも。

 

グリッドなし、銀レフ

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右に置いた銀レフから、スチレンボードに比べて固くメタリックな光が返ってきました。シャドウの起き具合もこっちのほうが多そう。コントラストは低下したものの、メカ的な魅力はこちらのほうが伝わる気がします。

 

グリッドなし、金レフ

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ポートレートでモデルさんの顔に当てるとか聞いたこともある、金レフ。おまけ程度のつもりで使いました。まあ、金色だねって感じです。右のアンバーが打ち消す方向にWBを変更して、左を青っぽくする手口もありっちゃあり。

 

グリッドなし、白レフ

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スチレンボードと同じ白いレフ板ですが、変わることあるかなと思い使ってみました。結果、こちらのほうがシャドウがおきているようです。スチレンボードよりこっちのほうがずっと大きいので、反射する光量が違うのかも。光の質感は銀レフより柔らかいですね。メカ的な魅力でいうと銀レフのほうが好きです。でもまあ、好みの範疇かな。

 

ここからグリッドありです。

グリッドあり、スチレンボード

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グリッドをつけると光の指向性が増すぶん、光量が減るのか?露出が変化しています。さきほどまでの写真に見えていた足元の光の反射も、グリッドのおかげで消えてなくなったかと思ったのですが、レタッチで同程度の露出に修正すると浮かび上がってきました。事前の予想では、グリッドがないと後ろの黒に光があたってしまってだめかと思っていました。グリッドの有無に関わらず、ほぼ真横からなら背景に光が届かないのかな?ソフトボックスすごい。

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グリッドあり、銀レフ

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グリッドなしと比べると露出が下がっています。光の返ってきかたは同じようです。

 

グリッドあり、白レフ

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まとめ

 事前の予想を裏切って、グリッドなしで案外いけるやん!というのが素直な感想です。たぶんアンブレラではこうはいかないのでは??

露出が変わってしまうので、どっちが良いかと言われたら悩むんですが、あえて言うならグリッドありの銀レフが一番好みかな…と。ちょっと露出落ち気味のほうが、暗闇のヌタっとした感じとのコントラストがよく出るので。いっそレフなしもアリよりのアリですよね。

 今回は試行錯誤の回でした。次回はポージングもちゃんとやって、モデルさんの表情がより引き立つようにがんばりますよー!

 

あ…ポージングといえば、こやつ素立ちさせるのにけっこう苦労しました。正中線がめちゃめちゃはっきりしてるので、ちょっとずれただけでもう駄目なんです。ちょっと妥協しました。てへぺろ

新米パパママへ伝えたい、子どもの出生〜1歳までの写真の撮り方

子供を撮ろう!(でもどうやって?)

 はじめましての方ははじめまして。Twitter上で写真アカウントを細々と運営している、みーなと申します。

みーな (@meenaphoto) | Twitter

 

私事ですが、2019年3月8日に長男が誕生しました。それ以来、分娩室から1歳の誕生日まで、かつてない枚数の写真を撮ってきました。

毎日、目まぐるしいスピードで成長を遂げていく子どもの姿を追うことは、後々の親子にとって、かけがえのない財産へと変わります。そして、子どもの写真を撮ることは、シンプルに楽しい!その中で得た気づきを、これからパパママになる方々へお伝えできればと思い記事にします。

カメラは持ってるけど/こんど産まれてくる子のために買ったけど、どうしたらいいかわからない!という方々のためになれば幸いです。なお、簡単に説明するために、かなり大雑把な表現になっている項目が多数ありますが、カメラ上級者の皆様におかれましては、大目に見ていただくようお願いいたします。

 

僕は子どもが生まれるまでは風景写真をメインで撮ってきましたが、風景と子どもでは気をつけることやカメラの設定、機材も違います。また、月齢によって子供の振る舞いも変わってくるので、成長に合わせて撮り方を変えていく必要があります。

 以下は、子供を撮るに当たって基本となる総論的な位置づけの話です。

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ボカしちゃえ!

 一眼カメラを手にするときの動機は一般的に、

背景がボケた写真ってプロっぽくてカッコいい

ということですよね。でも、「ボケに頼っていると写真がうまくならないよ」とよく言われるのではないでしょうか。これは写真技術一般に当てはめると真実の一端をとらえているのですが、この際そんなお説教は無視してガンガンにボカしましょう。

ボカすということは、ピントのあっている面以外の情報量を減らし、見てもらいたいものへ視線を集中させることです。あなたの世界最高に可愛いお子さんの可愛さを表現するのに、理屈は必要ありません。カメラを絞り優先オートに設定し、f値を小さくして心ゆくまでボカしましょう。

ちなみに僕は明るい(f値の小さい)レンズを使用する際は、f1.4などの超明るい数値に設定すると、赤ちゃんの顔面のなかでもピントのあっている面とそうでない面に極端に分離してしまうので、例えば35mmのレンズではf2〜f2.8ぐらいまで絞ります。これはレンズの焦点距離と赤ちゃんまでの距離、あるいは前景背景の位置にもよりますので、ご参考まで。あくまで僕の好みの話でもあります。

また、ボケは散らかった部屋をいい感じにわかんなくしてくれます。「撮りたいけどいちいち片付けるのは面倒…」そんなモノグサさんも、レンズのパワーで解決です。

 

ここからは成長の段階に合わせた各論です。

出生〜手ブレに気をつけろ!〜

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(出生の前日、陣痛室にて。)

 

 分娩室へのカメラの持ち込みが許されるかは、事前に病院側へ問い合わせておきましょう。我が家のケースでは、静止画はOKでしたが動画はNGでした。

分娩室へ駆けつけたパパは、まず赤ちゃんの写真を撮る前に、出産という大仕事をやり遂げた奥様をねぎらってあげてください。義務を果たしたら(オイ)、いよいよ赤ちゃんとの対面です。あまり長い時間は貰えないかもしれないので、カメラの設定は事前に済ませておきましょう。特に手ブレに気をつけてください。室内というのは、思ったより暗いものです。シャッタースピードが遅くなりすぎないよう設定するのがベストですが、難しければプログラムオート(カメラにぜんぶおまかせモード)でもいいかもしれません。とにかく一生に一度しかないシャッターチャンスを、手ブレで終わらせないことが最も重要です。

 

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シャッタースピードを速くすると、代償としてiso感度が上がって画像が荒れがちになりますが、ブレているよりはましです。赤ちゃんを撮影するときに限った話ではありませんが、絞り、シャッタースピードiso感度といった「露出の三要素」の関係を押さえておけば、ブレを起こさずに狙い通りの写真が撮れるようになります。ここで説明すると、それだけで一本の記事が書けてしまいますので、初心者向けのサイトを読んでみてください。

具体的には、「1/焦点距離」となるようにシャッタースピードを設定するというのが、一般論としてあります。それでもブレるときはブレるので、1/100ぐらいにしておけば安心かなと思います。不安ならスマホでも撮っておき、保険とするのもいいと思います。手ブレさせない自信がある方は、手ブレ限界までシャッタースピードを遅くして、可能な限り感度を低く抑えましょう。そうすることでざらつきの少ない画像を得ることができます。また、後述しますがストロボを使用しての撮影は、この時点では行いませんでした。

 

ニューボーンフォト(新生児期)〜窓際が正義(ジャスティス)〜

 退院したら、ニューボーンフォトを自分で撮るのもいいと思います。新生児期って、けっこうあっという間なんですよね。撮れるうちに、触れたら壊れてしまいそうな繊細な生命の記録を残しましょう。どうせ一年後には、出生直後には想像できなかったぐらいのタフガイ、タフレディーに成長します。もちろん業者さんに頼むのもありです。

撮影のコツは、日中の窓際、太陽光がレースカーテンごしに柔らかく入り込む場所ですることです。赤ちゃんのようにソフトな被写体には、ソフトな光が似合います。加えて、レフ板を使って影を起こしてもいいと思います。夜、室内の電灯下で撮ることはオススメできません。夜の室内は暗くて感度を上げざるを得ず、やってみるとよく分かりますが、色もうまく出ません(ニューボーンに限った話ではありませんけど)。

生まれたての赤ちゃんはけっこう肌がガサガサしているので、LightroomなどでRAW現像をしている方なら、「明瞭度」を少しマイナスに振ると丁度良くなります。これはお好みで。

 

撮影小道具

 楽天で、赤ちゃんを入れるカゴを買いました。これに手芸用品店で買ってきた、ふわふわの布を敷き、百均の造花などでデコレーションします。カゴはニューボーンが終わってからも、何かと雑多な物を入れることができるので便利です。ふわふわ布も、他の用途に応用がききます。

item.rakuten.co.jp

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マクロレンズも活躍します。赤ちゃんの小さな手、かわいいあんよを大人の手や指と比べてみましょう。把握反射があり、簡単に握ってくれるので撮影は難しくないですよ。

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 大人の都合で撮影を進めてしまいがちですが、赤ちゃんの体調第一でお願いします。赤ちゃんは気温の変化に敏感なので、特に服を脱がせて撮るときは手早く、かつ脱いでも寒さを感じにくいよう室温をコントロールしましょう。

また、ニューボーンフォトの定番ポーズとして、赤ちゃんがうつ伏せに寝そべりながら、両手で顎を支えるものがありますが、危険ですので控えましょう。世に出ている写真は、スタジオで撮って合成されたものです。 

 

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ストロボについて

 ストロボの強い光が赤ちゃんの視力に悪影響を及ぼすとか、及ぼさないとか、いろいろ意見がありますが、自分の観測範囲ではどちらの意見にも明確なエビデンスはありませんでした。おそらく、これをテーマとしたコホート研究自体がないのではないかと思います。研究がないことにははっきりしたことは言えないのですが、こういうとき言えることは「心配ならやらないほうがいい」ということです。

一応我が家では、大人とおなじように日中出かけるようになれば、まあいいかなという程度で基準を設けてから使用しました。太陽光はかなり強いので、これが大丈夫なら問題ないだろうという程度の認識です。本当に不安なら、わざわざ使うことはないと考えます。

 

お宮参り〜お前が写真に写るんだよ!〜

 お宮参りでは、出張撮影サービスを利用しました。主役はもちろん赤ちゃんなのですが、親である自分がカメラを持ってウロウロするわけにはいきませんから…ネットで検索すると、カメラマンごとの作品例が提示されていますので、ご自分の好みの作風の人に依頼しましょう。人によってけっこう個性が出ますので、事前の検討が重要です。今回の場合、色や機材はまあまあよかったのですが、カメラマンの方が日中シンクロを多用する方だったので、そこはちょっと自分の好みではなかったなと思いました。そうでない写真は良いものだったので、概ね満足はしています。なにより、普段写れない自分が写真に残ることができるのは有り難かったです。

安いところなら二万円弱から頼めるようです。我が家の場合は遠方からの出張依頼だったので、二万五千円程度だったと記憶しています。

 

首がすわる前からおすわり期〜やっぱり窓際、ときどきストロボ〜

 これぐらいの時期から、毎月の誕生日(8日)に、記念写真を撮ることが習慣になりました。最初は、いわゆる寝相アートというものです。妻が最初撮り始めたので、はじめての寝相アートはスマホによるものです。ネタはインスタなどで検索してマネをしたようです。やはり寝かせる場所は窓際が良いと思います。

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(3ヶ月なので「3」の文字)

 

首が据わるようになると、赤ちゃんはうつ伏せにしてもだんだん平気になってきます。こうなると、地面に寝かせて撮るよりも、壁をデコレーションしてその前に寝かせるスタイルが安定するようになります。

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このやり方だと、自然光を利用した撮り方が難しくなる場合があります。デコレーションできるほど大きな壁が、窓のすぐそばにあるとは限らないからです。我が家ではこのとき自然光には頼らず、ストロボ一灯による天井バウンスで撮影しました。

このときの飾り付けはネット通販で用意しましたが、百均でもいいものがあったかもしれませんね。

item.rakuten.co.jp

 

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ハロウィン時期での一枚です。光源はLEDランタンとロウソクの明かりのみ。自然光が入らないように、カーテンを閉め切って撮影しました。カボチャとオバケが思いの外いい感じに光ってくれましたが、内部にロウソクを仕込んでいるため火事には細心の注意を払いました。ランタン以外の小道具はダイソーとSeriaで用意したので安上がりです。

 

ハイハイから伝い歩き期〜迫りくるヤツ〜

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 ハイハイができるようになると、動きが途端に活発になり、もはや以前のような撮り方ができなくなります。したがって、AFの設定もAF-Sで撮っていたところを、AF-Cで撮るようになります。また、瞳AFがある機種はその威力を発揮します。とにかくカメラを向けるとずんずん向かってきます。AFが強いにこしたことはありません。

描写の味を求めて買ったMFレンズの出番はなくなります。しゅん。あとめっちゃレンズの前玉を触られます。

もし今から子供撮りのためのカメラを買うとしたらどれ?と聞かれたとしたら、瞳AFに定評のあるSONYのα6600とお答えします(自分が使っているのはNikonですが、精度と速度においてSONYには負けています)。

ハイハイ期以降のカメラ設定

 赤ちゃんが動いていない時期では、「シャッタースピード=1/焦点距離」でも大丈夫なのですが、動き始めると被写体ブレの問題が発生してきます。赤ちゃんは意外と素早く動くので、1/100程度では歩留まりが怪しくなってきます。したがって、1/200ぐらいのシャッタースピードが安心できる設定となりますが、その分感度を上げるか絞りを開く必要があるため、兼ね合いで設定は決めます。

記念撮影でも動いてしまうため、以前より難度が跳ね上がります。しかし我が家の場合豆イスに座ると動けなくなることを発見したので、なんとか1歳の誕生日記念写真を撮ることができました。この手もそのうち使えなくなるんでしょうね・・・

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(撮影小道具はほぼ百均で。白シャツは西松屋の安いやつ。天井バウンス+左からのアンブレラのストロボ二灯でライティング。右半分が暗く落ちてしまい反省・・・) 

 

ここまでが出生から1歳の誕生日までの撮り方でした。同じ子供を写しているのに、本当に全く別のものを撮る感覚になりました。

機材について

 カメラボディは、センサーサイズによって分類されます。

フルサイズ>APS-Cマイクロフォーサーズ の順番でセンサーが大きく、一般的にボディの大きさ、レンズの大きさもこの順番です。大きいほど重くなります。センサーの大きさにボケ量が比例するため、より大きなボケがほしい人は大きなセンサーフォーマットを選択することになります。

自分が愛用しているのはNikon Z6(フルサイズ)とOLYMPUS E-M1MarkⅡ(マイクロフォーサーズ)です。主に室内で子供を撮るときは、機材の重さは気にしないのでZ6を使用することが多いです。E-M1MarkⅡはアウトドアに持ち出すことが多いです。

室内撮りでは、最初はキットレンズの24-70mm f4を使用していましたが、描写と開放f値を求めてTamron SP 35mm  f1.4を使用するようになりました。

www.tamron.jp

xico.media

この35mmという画角は、室内の様子を写しつつ被写体を捉えるのに適していて、とても自然に切り取ってくれます。スマホのレンズがおおよそ28mm程度だそうなので、スマホで普段写真を撮っていると、違和感なく馴染めるのではないでしょうか。

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広角になるほどボケにくくなるため、明るい単焦点レンズという選択肢は有効です。

 

おっきなカメラ持ち歩くのやだ!という方は小さいセンサーのカメラを使うのが良いでしょう。先述の通りボケにくいですが、明るい望遠単焦点を使用すればボケ量は得られます。広角ではないので、周りがどんな様子であるかは抽象化されます。ボケ量と広角の度合いはトレードオフなので、どちらを優先するかを考える必要がありますね。

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(E-M1MarkⅡ+m.zuiko digital 45mm f1.8)

photo.yodobashi.com

 

おわりに

長々と書き続けてきましたが、これで自分が我が子の出生から丸一年を見守ってきた経験の記録は終わりです(もともとそんな話だったっけ?)。

自分が撮りたいから撮っているだけであって、他の誰のためでもないのですが、もし自分のエゴが子供本人や他の誰かを喜ばせることにつながれば幸せですし、この記事を読んだ方がご自身のお子さんを撮るときに役立ててくれれば、この上ない喜びです。

これからも変わらず僕は我が子を撮り続けます。彼が大人になるその日まで、きっと続くでしょう。

また気づいたことがあれば、記事にまとめます。またお目にかかるその日まで。

ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroファーストインプレッション

 先日、出来心でZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroというチョイ古レンズを手にしてしまった私です。コスパのいいマクロに定評のあるオリンパスですが、このレンズも一昔前には神レンズと呼ばれていたようでありまして、ネットに転がっている作例から、「いつかは使ってみたい」と思わせるものでした。

浪費の機会も少なくなっていたのですが、昨今の新型コロナウイルスの流行によるストレスがきっかけとなり(くるしい言い訳)、ついキタムラネットショップでポチリとやってしまいました。

 

ちなみにこのレンズはフォーサーズ規格なので、マイクロフォーサーズのボディでは別途マウントアダプターが必要となります。AFに関しては、像面位相差AFを採用しているE-M1系列のボディがおすすめです。コントラストAFのボディで使用すると、目に見えてAF速度、精度が劣りますので。。。

 

今日、近くの公園へ出かけていくつか写真を撮りましたので、特にE-M1系ユーザーへ向けておすすめしていきたいと思います。

 

明るい中望遠単焦点

35mm判換算で100mmのこのレンズ、マクロの名を冠してはおりますが、中望遠単焦点として大変優秀なようです。開放ではややフリンジなどは見えますが、そこまで気にならない程度。切り取りが楽しい画角です。

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大変切れるので、モノクロも様になりますよね。

 

本領のマクロ域

このレンズを使用していて、逆光でのマクロ撮影がとっても楽しいと感じました。少しフレアが出るのですが、ちょうどいい塩梅で画質を損なわない、味のある描写になります。開放付近ではフリンジも出ますが、Lightroomで補正できるレベル。でも消しちゃうとなんだか味気なくなっちゃったので、今回は残しました。

 

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梅や桜は枝の二線ボケが出やすく、しんどい被写体でもありますが、このレンズではうるさくないですね。

 

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これも開放付近ですが、アカシアの細い毛のような繊細な花を見事に表現していると思います。素晴らしいですね

 

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ド逆光もアツい。

 

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今回はエクステンションチューブをつけずに撮影してみました。次の撮影機会には使用して、さらなるディープなマクロ世界へ足を踏み入れていきたいですね。

 

ちなみに、巷でAFが遅い遅いと言われているのですが、まあ、そんなに言うほど?という感想です。待ってあげればきちんと合いますし。いいレンズです。

それでは!

2019年、自分で選ぶ30枚の写真たち

 なるほど、たしかに4枚というのは難しい。困っていたところだったので、僭越ながら乗ってみることにしました。時系列で参ります。

 

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いきなりどこだったか忘れてしまいました。若草山へ初日の出を見に行った帰りに寄って…誉田八幡宮??これは妊娠中の妻の手。何をお願いしたか、聞くまでもないですね。

 

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大阪湾の埋立地にある、前衛的なゴミ処分場を撮りに行ったとき。たまたま通りかかった建物に反射する、夕日のグラデーションが素敵だったので。

 

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とある車両工場より。金網はイケメン

 

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はい出ました。長男です。ニューボーンフォトは自前で。子供が1歳ぐらいになったら、それまでの経験をまとめたエントリを書こうかと思ってます。

 

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やっぱり抑えておきたい、赤子のおてて。

 

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瞬間的に閃きで構図が整った瞬間にシャッターが切れました。かなり気に入ってます。

 

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去年と比べると、光に対して敏感になった一年だったのかなと振り返ります。

 

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買ったばかりのZ6を濡らしてみたり…

 

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子供の写真は意図的に減らしました。油断すると30枚全部子供の写真になりそうだったので。

 

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山の上で花火を待っている間に。そういう時間でも少しでも被写体を探していたいもの。

 

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どーん。PL花火芸術。ハゲたおっさんの後頭部とか言われて泣いた。これでもけっこう苦労して撮ったんすよ??

 

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夕焼けの切なさと、うつむき加減のシルエットで波は動いているのに時はスローな感じに…思えなくもない。香川県は父母が浜。

 

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生後半年のハーフバースデー。以前の自分だったら「ハーフバースデーとかキラキラした家族のやることやろ…」と一笑に付すところだったろうに、撮れるチャンスと思うとノコノコカメラを準備してしまいました。

 

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若草山夕景。いいトーンだと思います。

 

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須磨水族園。水族館はフルサイズが楽しい。

 

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同上。写し止めるってのが好きなんですね。

 

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エト、エト、シルエット(おかあさんといっしょ見てる者だけがわかる)

 

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いっぺんやってみたかったシリーズ。

 

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一言主神社近くの田圃。このころフォトジムが立ち上がって、色々聞いたり学んだりが多かった時期。もう少し勉強してまた写真投げたいです。

 

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乳歯が生えてきたころ。遊びのつもりでハミガキクチュクチュ

 

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祭りの熱狂。

 

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光を待って狙い通りに来たので、大変気に入っております。

 

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葉っぱはもともと違う位置にあったのですが、わざわざ動かしました。

 

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腰が据わったころ。

 

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池の水全部抜かれた。

 

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愛知の四季桜まつりで。だいたいいろさんと撮りにいったら、自分と見ているものが違うし、やっぱり上手だな…と思いました。来年はもっと誰かと撮りに行きたいです。

 

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植物園の窓からのぞくこれは…メタセコイア

 

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超お気に入りの一枚。スマホの待受がこれ。MFTはこういう硬めの被写体得意なんじゃないかな?

 

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動き回って、目でこちらの所在を確認できるようになったころの一枚。

 

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買ったばかりで早くも大好きになったTamron 35mm f1.4。やっぱり室内ではレンズが明るいにこしたことはないですね。

 

 

こうして見ると、去年とはだいぶ違った撮り方をしている気がします。「来た!」と思って反射的に構えて撮った写真も、「こいこい…今だ!」とじっくり仕掛けた写真も、どちらも撮れたら嬉しいですね。もっと考えて撮りたいと常々思ってはいるんですが。今年は特に色について考えることが多かったです。まだまだわかっていないことだらけ…

また、子供を室内で撮っているとついついワンパターンな光になるので、来年歩けるようになったら、もっといろんな光のなかで我が子の写真を残したいと思います。

では皆様、よいお年を。

 

 

修験の湯・洞川温泉「角甚」がとても良かったので書く

奈良のどまんなか、大峰山系に抱かれた天川村

11月3日、4日の連休を利用して家族と一泊旅行へ行ってきました。奈良県天川村にある洞川温泉です。この小さな温泉街は、近畿圏の人でも知らないこともあるぐらいで、自分もその一人でした。

ここを知ったきっかけは、昨年夏に観音峯へ登山した際に、帰りのお風呂を探したらヒットしたことでした。その時は街の雰囲気もチラ見した程度でしたが、近隣のみたらい渓谷の美しさも相まって、必ず戻ってこようと思ったのでした。

自宅から車で2時間ほどとアクセスがよく、0歳児連れの旅行にはほどよいのではないかと判断しました。

 

街も宿も、ほどよく小さく

大阪から国道309号線をひたすら南下。コンビニやガソリンスタンドがまばら、というかほぼない雰囲気の中をずんずん進むと、奈良県天川村です。その中心部からすこし車を走らせたところに、洞川温泉はたたずんでいます。

大小二十軒ほどの温泉宿が立ち並んでいます。いずれも昔ながらの和風旅館なので大きすぎず、ほどよいミニマル感です。今回泊まらせていただいた「角甚」さんは創業330年の老舗旅館で、他の旅館もそれに負けない伝統美を醸し出していました。

このあたりは昔から修験道の地として栄えてきた歴史もあり、役行者が伝えたとされる「陀羅尼助丸」というお薬がそこかしこで売っています。腹が弱いので買ってもよかったかな・・・w

修験道用具一式も売られていました。買う人いるんだろうか・・・

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330年の重みを感じさせる、昔ながらの木造建築です。入った瞬間に「はぁ~、好き…」とため息をもらしていました。

 

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建物そのものは非常に大きいというわけではありません。しかし客室は余裕をもった二間で、トイレ付きです。客室の数を少なめにしてあるためか、部屋と部屋の間に距離があり、赤ちゃんが多少泣いても迷惑にならないところは、非常に助かりました。

一階から二階へ上がる階段は古い日本の建物らしく急なので、赤ちゃんを抱いて上り下りする際には要注意。

 

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広々した和室で早速父のカメラバッグに付いたアクキーにいたずらする息子(このあと引きちぎられた)

 

この日のチェックインは15時だったので、部屋で一息ついたあとは周辺の散策をすることにしました。いくつかの観光スポットがあるのですが、いずれも温泉街から徒歩で非常に近いところにあります。最高。

 

面不動鍾乳洞へ

 旅館街から数分歩いたところに、面不動鍾乳洞があります。関西でも有数の鍾乳洞だそうです。内部は年間を通して8℃程度を保っているらしく、無風とはいえ上着は必要でした。

 

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徒歩で登る人は、鍾乳洞入口まで8分程度かかります。

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ロッコという名のケーブルカー?のようなもので入り口へ。大人往復500円なり。

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登りきったところからは洞川温泉街が一望できます。このために登ってもいいぐらいですね。

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売店で入場券(400円)を購入して、いざ洞窟探検。内部は一部濡れていて足場の悪い箇所もあるので、赤ちゃん連れの方は特に足元に注意してください。

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微ブレ・・・ながらも構図的に気に入っているので載せます。

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焦点距離が15mmでも全然取り回しに困らない、鍾乳洞ってそんなところみたいです。

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光と闇を楽しむ、大人の遊園地でした。

 

地元食材の夕食を愉しむ

飯写真苦手ですまぬ、すまぬ・・・て感じなのですが、せっかくなのでどうぞ。Pixel3a撮って出しです。

岩魚のお作りと鱒のあらい。

鮎の塩焼き。

鹿肉のタタキ。最高。

和牛を焼くやつです。うまー。

 

食事をする個室では赤ちゃん用にバンボが用意されていて、とても落ち着いて食事をすることができました。気遣いが行き届いていて助かります。

 

そして貸し切り露天風呂へ

まあ、お風呂の写真はマナー的にどうかなということでないんですが、宿泊客が先着で使用することができる(一回の使用は50分程度にしてください、とのこと)「貸切露天風呂」と、大浴場のふたつに入ることができます。どちらもいい湯でした。

 

翌日は紅葉の名所、龍泉寺

朝ごはんも前日の夕食と同じ個室で落ち着いて頂いたところで、これまた宿から余裕の徒歩圏内にある龍泉寺へお邪魔しました。


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帰りがてらに、みたらい渓谷へ

マジで水が水色!な、みたらい渓谷へ。ここはいつ来ても本当に良い・・・

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旅を終えて

なにげない思いつきから始めた旅でしたが、終わってみれば大大満足でした。のどかで、人が多すぎず、静かで、ゆっくりとおだやかな気持ちで過ごせる場所でした。必ずまた来たいと思わせてくれるところって、人生の財産ですよね。決して派手ではないですけれど、こういうのがいいんです。大峰山のすぐ近くですから、遠方から来られる方は登山の拠点としてもいいかもしれませんね。